組織細胞療法とは

組織細胞療法とは ヒトや動物は本来、骨折や傷、疾患によってダメージを受けた器官を自分で修復する能力を持っています。 組織細胞療法はこの生体が有している再生能力に注目し、健康な細胞から精製された組織細胞剤を使用することにより、ダメージを受けた器官、組織を再生、再活性化します。
一種の再生療法、ミニ臓器移植をイメージしていただくと理解しやすいかもしれません。

現在日本で行われている幹細胞を用いた動物のための再生療法は、動物自身の細胞を採取し、培養後また体内に戻すため麻酔下で行われ、何工程ものステップがあり、動物への精神的、肉体的負担や飼い主様の費用的負担も大きくなります。
それに比べ、ドイツの組織細胞療法は健康な細胞から精製された組織細胞剤を皮下注射で投与するので、治療自体は短時間で終わり、動物への負担も大変少なくなっています。

使用する細胞剤について
117597579_968023323712162_51741876658348

各製剤の中には、それぞれの臓器の細胞や臓器の機能をサポートする腺、脈管系、
神経系などの細胞が含まれています。
従来の医療は、化学的な薬剤で疾患、その症状を抑えるという治療方法ですが、
副作用により健康な部分にまでダメージが及ぶことがままあります。
外科的治療は素早く悪いところを切除出来るメリットはありますが高齢の動物には
リスクもあり、術後の回復に時間がかかることもあります。

​【組織細胞療法のメリット】

*高い治療成功率。 *副作用がない。 *リスクが低い。 *一般免疫力、抵抗力も刺激され、高まる。 *アレルギー、ウィルス、BSE(牛海綿状脳症)、細菌などの感染の不安がない。 *一般状態も改善するため、ライフクオリティ(生活の質)が高まる。 などの多くの利点を有しています。

組織細胞療法の適応疾患

様々な慢性内科疾患(心疾患、肝不全、腎不全、膵炎など)、老齢疾患、がん、運動器系疾患、免疫疾患、てんかん、腫瘍、貧血、口内炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー、 自己免疫疾患、食欲不振、炎症性腸疾患(IBD)、膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、白内障、 また不治とされている難病などへの効果も期待出来ます。 全身の抵抗力が高まることで一般状態が大きく改善するため、末期患者の生活の質の維持・改善にも役立ちます。

組織細胞療法の適応動物

犬、猫、エキゾチックアニマル(うさぎ、鳥、ハムスター、その他)
上記は一例で、組織細胞剤はど種の特徴を決定づける細胞部位を取り除き精製されているので、の動物にも投与することができます。

治療の流れ

【WEB問診票のご提出】
ご予約日が決まりましたら、現在の疾患・その症状・投薬の 状況などをWEB上で入力、送信していただきます。 (かかりつけの病院での検査結果等がある場合はご提出 いただきます。)

来院当日はまず問診票を元にカウンセリングを行います。
(問診票を元に事前カンファレンスを行い治療方針は検討しておりますが、より詳しく症状を伺い投与する細胞剤を決定いたします。)

【来院当日】
まず問診票を元にカウンセリングを行います。 (問診票を元に事前カンファレンスを行い治療方針は 検討しておりますが、より詳しく症状を伺い投与する 細胞剤を決定いたします。)

【治療開始】
細胞剤が決定しましたら皮下注射で投与します。 細胞剤は1種類~4種類を混合で打つことが出来ます。

治療の回数とペース

細胞剤治療は、通常週1回の注射を5回続けます。(5回を1クールとします)
状態により週2回になることもあります。

【なぜ5回1クール??】
5回注射を続けることで目的とする効果が得られ、それが継続することが期待できるからです。
しかし細胞剤に対する反応には個体差がありますので、5回投与はあくまでの目安とお考えください。

費用の目安

【小型犬・猫の場合】
細胞1種類につき¥5,500   同日に2種類以上投与する場合は 2種類目以降は¥3,300となります。 【
費用の例】   
1種類細胞剤の場合=¥5,500   
3種類細胞剤の場合(¥5,500+¥3,300+¥3,300)=¥12,100      
※上記に加え、初診料、再診料等がかかります。 ​
細胞剤は体の大きさによって投与する量・料金が変わりますので費用は 目安としてお考えください。
カウンセリング時に費用のことについてもお気軽にご相談ください。

組織細胞療法Q&A

Q.副作用やアレルギー反応がないの?

当院で使用している組織細胞剤は、ドイツでの厳しい安全性試験をクリアしたものであり、副作用やアレルギー反応の心配はありません。

Q.即効性はあるの?

個体差があります。 1度目の注射で効果が現れることもありますし、2,3回目、または1クール終了後に効果が出ることもあります。

Q. 当日は絶食など準備は必要?

食事の制限は必要ありません。いつもと同じ生活を送ってください。
​治療後の食事の制限もありません。

Q. 注射後に注意することはある?

ごく稀に注射後に疲れた様子など見せることもありますが、翌日には回復しますので、特に注意、心配するようなことはありません。  

今の薬や治療と併用して大丈夫?

大丈夫です。 他の治療方法との併用による相乗効果も期待出来ます。 化学療法、放射線療法、さらには漢方療法、温熱療法などの様々な治療法との併用で効果を上げている症例があります。また、他の療法による副作用の軽減といった効果も期待出来ます。

 Q. 痛みや注射した後の違和感は?

特にありません。